メニュー

ワルダイエル咽頭輪の感染症

ワルダイエル咽頭リンパ輪(アデノイド・咽頭扁桃、口蓋扁桃、咽頭側索、リンパ濾胞、舌扁桃、頸部リンパ節)へのウイルス感染、細菌感染により熱発、痛みが生じます。

陰窩性(腺窩性)扁桃炎

扁桃炎の急性炎症で陰窩に膿栓が付着、疼痛と頸部リンパ節炎を伴うことが多いです。溶血性連鎖球菌感染症、アデノウイルス感染症、伝染性単核症(Epstein-Barrウイルス感染症、単球の増加と肝機能障害を伴う)などによることが多く、口蓋扁桃のみでなく、上咽頭リンパ組織へ感染が認められます。

溶血性連鎖球菌感染症、アデノウイルス感染症の診断に迅速診断キットは有用です。
白血球、CRP、白血球分画が5分でわかる迅速診断装置はリンパ球が増える伝染性単核症の診断に有意義です。
(細菌性感染に対してAMPC, セフェム系セフジトレンなどを投与します。伝染性単核症にはAMPCの投与を避けます。)

(山口展正 他 特集耳鼻咽喉科感染症の完全マスター アデノウイルスを中心に 耳鼻咽喉科領域よりアデノウイスを診る 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 2011引用)

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME