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のどの痛みで重篤になりうる疾患

激痛、開口障害(咬筋におよぶ)、嚥下痛、嚥下障害(痛くて呑み込めない、ものが通らない)などを伴う場合注意を要します。

扁桃周囲膿瘍(図 2a)

扁桃周囲膿瘍は扁桃周囲へ膿が溜り舌咽神経扁桃枝を刺激、激痛あり、開口障害を生じることがあります。抗菌剤、消炎鎮痛剤投与と穿刺、切開。
(注意:激痛が急に減少した場合病態が改善したとは限らず、膿が副咽頭間隙に下降し→咽頭間隙膿瘍→縦隔膿瘍に至ることがあります。)

口腔底蜂窩織炎(Ludwig アンギナ)(図 2d)

顎舌骨筋の舌下間隙および下方の顎下間隙に生じる蜂窩織炎、激痛、口腔底・舌下部・下顎部の著明な腫脹;舌・口腔底が拳上、開口障害、嚥下障害を伴い、呼吸困難を生じることがあります。緊急入院治療を要し耳鼻咽喉科のある病院へ、重症例では外切開、気管切開を行います。

急性喉頭蓋炎(図 3a)

喉頭蓋腫脹:著明な激痛、嚥下障害、呼吸困難に陥ることもあります。

喉頭浮腫(図3b)

嚥下痛、頸部圧痛、披裂部の腫脹があり、動きが抑制されている症例は要注意、呼吸困難にいたることがあります。

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