ブロウアウト骨折
眼窩内の内容物が骨折により副鼻腔へ突出する外傷です。眼窩下壁は上顎洞上方、眼窩内側は篩骨洞内側に位置しています。昔は顔を皮膚切開して整復していましたが、眼窩内側（篩骨洞内側）型吹き抜け骨折整復を経鼻内視鏡的整復術（Yamaguchi N）をすることができるようになり低侵襲の手術となりました（Yamaguchi N et al: Endoscopic endonasal technique of the blowout fracture of the medial orbital wall. Oper Techn Otolaryngol Head Neck Surg 2:269-274 1994）。下壁骨折には上顎洞からの整復となります。